唯山重夫論

日本の財政は、税収(金)よりも多い借金で成り立っていることは周知のとおりです。
税収をまかなう国の組織は国税庁で、窓口は一般に税務署です。
ところで、一部の税務署で、不動産所得のある方に対して「正しい申告をするように」という趣旨の文書が送られてきています。不動産所得申告者を調査したところ誤りがあったので、チェック表で確認して正しい申告をして欲しいということです。
「この位はいいだろう。この位なら分らないだろう」という意識の納税者を許すことは、法治国家としての建前からも、税の公平という見地からいっても、国の財政上からも放置できません。
租税法律主義とはいうものの、その運用は時代背景の影響を受けます。「昔はこれでよかった。以前はこれで通った」ことでも、厳正な運用が必要とされれば、たとえ「小さなこと」であっても税務調査で、指導で終わらず否認されたりします。
公的債務がGDP比229%と世界最悪(イタリアでさえ128%)といった財政状態などから、税務行政の執行は従来とは異なって厳しいものになると予測しなければなりません。
不明な点など、どんなことでも気軽にご相談頂ければ幸いです。

税理士 唯山重夫

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唯山重夫論 | 更新日:2012.02.10

前回は、「辰砂染付 梅花氷裂文」をご紹介しましたが、今回は「菖蒲に白鷺」をご紹介します。
 

菖蒲に白鷺
(口径25.5 高さ3.8 底径15.2 ハリ数5) 

しょうぶ(菖蒲)は水草で、花は小花で棒状、あやめ(菖蒲)は草原に育ち、花茎の頂点に紫又は白色の花を咲かせますが、古くはしょうぶをあやめと呼んだことから混同されます。
葉が長剣状をしており、「尚武」「勝負」と音が通じることから、武家に縁起が良いとされました。
 

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唯山重夫論 | 更新日:2012.01.23
辰砂染付【梅花氷裂文】 
(口径20.7 高さ3.5 底径12.0 ハリ数3)
 辰砂は、発色が不安定とされ、初期伊万里に「牡丹文」など数種類しか発見されておらず、稀少です。赤絵が製作されると、その必要がないためか、姿を消します。
そして、江戸後期の「江波焼様式」の皿でも、「二本松に富士」「梅に雀」など辰砂は数種類しか発見されておらず、やはり稀少です(縁紅・口紅に鉄による茶色が使われていますが、不思議なことに鉄絵は見たことがありません)。
やがて、釉の下に赤、緑、染付で彩色された「明治三彩」といわれる絵皿が登場します。
上絵付の赤などは、使用するとすれて剥げ落ちてくる欠点がありますが、辰砂は釉の下に赤がありますので、その欠点はありません。中国では「釉裏紅」といわれ、元時代に登場します(染付は「釉裏青」あるいは「青花」といわれ、やはり元時代に始まります)。
なお、氷裂文は中国清朝時代に流行し、日本でも時を同じくして天保時代に流行しました。季節としては、パリパリと音を立てて氷が壊れる早春を表わすとされます。
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唯山重夫論 | 更新日:2011.11.24

 30年程前からか、江戸後期の染付絵皿の面白さに興味を持ちましたが、その大部分が広島の「江波焼」といわれるものと知りました。
広島でも、江波焼研究家の方がおられましたが、究極のところ、「江波焼は、物証に乏しい焼物である」というのが客観的な結論でした。
そうなると、「発掘をして江波焼の実証ができないか」という、誰しもが考えるところに行き着きます。
しかし、一度窯跡は削られたということと、何よりも窯跡の周辺は民家が建ったり道路となっており「発掘はとうてい困難」という当時の状況でしたので、当然ながら「窯跡発掘による江波焼の証明は困難」と考えられておりました。
その後、従来「江波焼」とされていた焼物の陶片が、佐賀県の志田窯跡から大量に発掘されたことから「江波焼は、志田焼である」との主張が、陶芸研究家小木一良氏によってなされました。そして、江波焼側研究家の反論がないままに、今や志田焼説が通説になってしまいました。

  ところが、現況としては広島南道路の建設が予定され、民家の移転によりこれまでとうてい困難と思われていた窯跡周辺の発掘が可能な状況になりました。まさに「江波焼とはどんな焼物なのか」を探る千載一遇のチャンスが訪れた訳なのです。
志田焼の関係者(青木志田焼資料館館長)も「江波で物証が1点発掘されればそれが江波焼、10点発掘されればそれが江波焼だと証明されるので、発掘による真実の解明に期待したい」と言われています。
拙稿の目的は、ただひとえに、この機会を逃がさずに発掘作業を実施し、真実を明らかにして欲しいという一点にあります。

 江波焼の流れ概要(仮説)
  (原初型態)   (江波焼様式)   (江波焼様式を発展)  
 竹 屋 窯  →  江 波 焼  →   志 田 窯    → 伊万里焼にも影響

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唯山重夫論 | 更新日:2011.10.20
 福島の原発事故で、原発の専門家がメディアに登場し、それぞれご高説を述べられた。航空機事故があればその道の、軍事衝突があればその道の専門家が脚光を浴びる。ところで、「専門家」とは何だろうか。
広辞苑によると「ある分野や事柄などを専門に研究・担当し、それに精通している人」とし、「専門」とは「特定の分野をもっぱら研究・担当すること。また、その学科・事項など」としている。
 一般に一定の資格をもった「士」や専門の技術を職業とする「師」の付く職業人を専門家と呼ぶことに異論はないように思われるが、サギ師・イロゴト師なる言葉もあり、必ずしも国家資格や免許資格は要件ではない。
 ところで、税理士の業界でも専門家責任が問われることが多くなったとされる。社会が複雑化すると意外に基本的・原点的なこと、いわゆる「そもそも論」が忘れられがちになる。
 そもそも、専門家として法律上の責任が問われる専門家とは何なのか。
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唯山重夫論 | 更新日:2011.09.21

 福島の原発事故で、原発の専門家がメディアに登場し、高説を述べられた。航空機事故があれば、その道の専門家が脚光を浴びる。

 ところで、「専門家」とは何だろうか。

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唯山重夫論 | 更新日:2011.08.17
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