商品のてこ入れをしたければターゲットを見直そう!~ヤクルト「ミルミル」のヒットに学ぶ~
既存商品の売れ行きが伸び悩んでいるとき、どんな手を打っててこ入れしますか? いろんなやり方が考えられますが「ターゲットを見直す」ことが予想以上のヒットをもたらす可能性があります。今回はそんな事例を紹介します。
販売層を変えることで商品内容、販売チャネルも変わる
ヤクルトのヨーグルト飲料で「ミルミル」という商品があります。実は2005年に生産休止していたのですが、このたび再発売したところ大ヒット。その理由はターゲットの変更にあったのです。
1978年に新発売したミルミルは当初「強い子供になってもらう」というコンセプトの下、子供向け飲料として販売。そのため、少子化のあおりで売り上げがダウンしました。
このたび復活にあたり、主要ターゲットを子供からおとなへと変更。子供のころにミルミルを飲んでいた30~40歳代に「腸の健康の大切さ」をうたったリバイバル戦略が功を奏しました。
ほかにも、ターゲット変更にあたって「甘味料をセーブしてカロリーダウンを図る」「整腸作用が望めるビフィズス菌の効力を強化」等、ミルミルの成分を見直しました。
また、販売チャネルを見直したことも見逃せません。従来は宅配中心だったのですが、スーパーやコンビニエンスストアといった小売店向けの販売も強化。今では宅配と小売店向けが半分ずつの販売量となっています。宅配は7本パック、スーパー向けは3本パック、コンビニ向けは単品で発売するなど、消費者のニーズに合わせた販売形態を取っているといった工夫を施しています。
ターゲットを変更することで、商品内容と販売チャネルを改善するアイデアがわき上がってきます。現在、売り上げが伸び悩んでいるけれど、これからも販売していきたい商品がある場合、まずはターゲットの変更を軸としたリニューアルを検討してみてはいかがでしょう。









